宣言
Documentize.com SDKは、.NETアプリケーション内で使用される際にフルトラストの権限セットを必要とします。この権限レベルは、SDKがレジストリ設定、システムファイルへのアクセス、フォントの解析など、特定のシステムレベルの操作を行うために不可欠です。
フルトラストが必要な理由
Documentize SDKは、コアの.NETシステムクラスを利用しており、以下の理由で権限の昇格が必要になることがよくあります。
- レジストリアクセス: 一部の操作では、システムレジストリの読み取りまたは書き込みが必要です。
- システムファイル: フォントの処理やファイル操作を行うために、アプリケーションの仮想ディレクトリを超えるシステムファイルへのアクセスが必要になる場合があります。
メディアムトラスト環境の制限
メディアムトラストセキュリティを強制するホスティング環境では、いくつかの重要な権限が制限または使用不可となります。これにより、そのような環境でSDKが正しく機能しない可能性があります。メディアムトラストにおける以下の制限が適用されます:
- OleDbPermission: ADO.NETマネージドOLE DBデータプロバイダーを使用してデータベースにアクセスすることはできません。
- EventLogPermission: Windowsイベントログへのアクセスは禁止されています。
- ReflectionPermission: リフレクションの使用が制限され、特定の動的操作に影響を与える可能性があります。
- RegistryPermission: システムレジストリへのアクセスは拒否されます。
- WebPermission: 通信は、
<trust>
要素に設定された事前定義のアドレスまたは範囲に制限されます。 - FileIOPermission: アプリケーションの仮想ディレクトリ内のファイルへのアクセスに制限されます。